己の心と向き合う時間。それはただ技を磨くだけでなく自分自身を深く見つめ、より強く、より清らかな心身を築き上げるための道です。
興味をお持ちいただけましたら、ぜひ一度お問い合わせください。現代のスポーツとは異なり、古武術の目的は試合に勝つことではありません。
そこには、相手の命を奪うことにも繋がりかねない、真剣な「命のやり取り」の歴史があります。
だからこそ、技を磨くことはもちろん、自分の心を律し、相手を尊重する精神が何よりも重んじられてきました。
稽古を通じて学ぶのは、「身を処する術(すべ)」です。
無駄な力を抜くこと。
力任せではなく、身体の中心(丹田)から動くことで、全身の力を効率よく使う方法を学びます。
これは、日常生活における無理な力みをなくし、心身をリラックスさせることにもつながります。
相手の動きを「感じる」こと。
技をかける前に、相手の呼吸や重心、力の方向を察知する感覚を養います。
これは、武術だけでなく、人間関係や仕事においても相手の状況を読み取る洞察力となります。
礼儀と謙虚さ。
稽古の始まりと終わりに礼をすることで、相手への敬意と感謝の気持ちを育みます。
また、自分の未熟さを認め、常に学び続ける謙虚な姿勢を身につけます。
古武術の鍛錬は、技術の習得だけでなく、己と向き合い、自らを律する過程です。
その過程で得られる集中力、洞察力、そして精神的な強さは、人生のあらゆる場面で活かされるでしょう。
古武術とは、身体を鍛えながら心を磨き、生き方そのものを豊かにしていく道です。
武術の真価は、一朝一夕で得られるものではありません。
地道に続けることで初めてその奥深さや恩恵を実感できます。
日々の努力の積み重ねが、やがて大きな力となり、あなたの人生を豊かにしてくれるでしょう。
稽古を通じて、あなたが何を見つけ、どのように成長していくのか。
それはあなた自身の探求にかかっています。武術の道は、自己成長の旅そのものです。
幼少期より武道に親しみ、柔道、剣道、柔術を学ぶ。
その後、無外流と無双直伝英信流を修め、関口流での修行を経て独立。
2021年1月、実戦的な居合と効率的な身体操作を追求するため、『錬誠会』を創設。
現在も日々研鑽を重ねながら、古武術の指導にあたっている。