関口流は、今から約400年前の徳川幕府初期に江戸紀州藩、徳川家の武術指南役となった関口氏心によって剣術・柔術・居合術・馬術・弓術・槍術等等々、当時の武士の総合武術として始まりました。 その中の抜刀の部だけが肥後藩士、井沢長秀(3代)によって肥後熊本へ伝わり代々肥後藩士らが伝統を守り続けてきた、剛毅、朴訥な抜刀術です。
当会は14代青木規矩男師範より15代亀谷鎮師範(岐阜)へと伝わった系統を修行しております。
「克己心」稽古を通して己に克つ!
人生において最大の敵はいつも自分自身です。もともと人間は弱い生き物なので、直ぐ甘えが出たり諦めるたり、楽な方に流れようとします。自分の欲望、甘えを制し、目標を目指して邁進しようとする強い意志を持ち己を鍛えるのです。自分の将来像をしっかりと描きそれが明確になる姿を想像しながら、克己心を持って志を達成していきましょう。
当会は実戦的な技術を重視しており、攻撃と防御のバランスが取れた動きが求められます。刀を抜くと同時に攻撃を行い抜打込、相手の攻撃を防ぐ技術も習得します。抜刀のスピードと正確さが重要であり、これを重視した技術が多く含まれています。